◆ K.H. ◆ Mr.Okazaki
社長、思い返しています。
何を?
去年の今頃をです。
どうした?
女子プロゴルファーなどほとんど知らなかった私が、マイナーなプロを知ることで女子プロ全体をしるようになりました。
誰だよ、マイナーなプロって言うのは?
今日も、社長の会社に来ていたお客様も聞いてたじゃないですか?
ああ、女子プロゴルファーで誰が好きなのかを、聞かれたよ。
聞かれましたね。で、正直に言いましたか?
正直って、あなた、言い方がおかしいよ。
しっかり、日下部智子って言いましたね。
当たり前だろう。
そうしたら、「水泳選手じゃなくて、プロゴルファーだよ」、って言われましたね。
ああ、言われたよ。
あのお客様は、誰と勘違いしたのですか?
たぶん、萩原智子だろうな。
あの、オリンピック選手の・・・。ああ、なるほど。智子違いでしたね。
どうして、そうなるかな不思議だよなぁ。 今年、二人目だよ。水泳選手って言われたのは。
やっぱり、まだ、浸透してませんね。大分では。
残念だよ。
まだまだ、力が不足してますよ。
そうだなぁ。シード権獲ってもやはり、知らない人が多いよなぁ。優勝して、1番にならないとダメなんだよなぁ。
そうなんです。諸見里プロのコーチがこの前、良いこと言ってました。
2番じゃダメなんだ。ってヤツね。
そうです。ゴルフは1番じゃないと、勝ったとは言わないのです。
厳しい世界だなよなぁ。
日下部プロは今年賞金獲得順位が45位でした。ということは、上に44人いるわけです。
まあ、そういうことになるな。
その44人に勝るゴルフを展開しなくては、賞金女王もないわけです。
賞金女王か。まだ、先の話だね。先ずは、優勝、1勝ことだよ。
さくらプロも、諸見里プロも、当たり前のように優勝していますが、この優勝がなかなかできないんですよね。
そうだよ、シード権獲得という分厚い壁を打ち破っても、次に優勝というさらに分厚い壁が待っているわけだ。
1勝もできないまま、プロの世界を去っていく人もいるわけですよね。
大半がそうじゃないか。
ということは、今度のオフはかなり厳しいトレーニングが待っているわけですね。
日下部プロのこと?
そうですよ。
そうだなぁ、苦労してやっと掴んだシード権。しかし、シードをいつまでもキープできるわけじゃないんだよ。あっという間にシードを失う選手は、これまで、たくさんいるからね。油断ならないんだ。
常に、緊張状態ですね。
だから、ゴルフの技量も、体力も、すべてをアップさせないといけないってことだろう。
今度のオフで、ほぼ来季の予想がつくんじゃないか。
おそらく、スイングが変わると思うよ。
変わりますか?
変わるだろうな。私の感だと上半身をかなり鍛えてくるはずだ。もともと、スイングアークは大きい方だから、あとはそこにコンピューター的な無駄のない動きで、力強く打っていくタイプになっていくはずだよ。
また、勝手なことを言って。
彼女は、真剣にやるはずだ。安心してないよ。これまで、いろいろな選手を見てきているからね。努力に努力を重ねるはずだ。
社長に言われなくても、大丈夫でしょう。
私が言わないとダメなんだ。誰が言うんだ。
ご意見番はわかってますけど、本人の立場もありますから。
まあ、そうだな。
エレガントなファンで包まれている日下部智子プロですよ。蛮カラくさい、スポコン魂を押し当てないでくださいよ。
蛮カラ風な応援もいいはずだ。
何か男臭そうですね。
私は思うんだけどね、雨の試合にテーラーメード製の「番傘」を使って欲しいね。
そんなのありませんよ。
いいだろう、番傘にテーラーメイドの文字が「てーらーめいど」になってるやつ。
う~ん、ちょっといい感じじゃないですか。
だろう。だから、23区もちょっと和風的なコンセプトでウェアの新作も出さないとダメだよ。
何か、いい感じじゃないですか。
靴も、蛮カラ風に下駄の感じを出して・・・。
う~ん、和風日下部智子の出来上がりだなぁ。
もともと、日本人ですから。和風でしょう。
しかし、随分勝手なことばかりですね。怒られますよ。
私は大真面目だけどね。
まあ、でも、こんな話が出来るのも、社長のおかげです。
そうだなぁ。よくわかってるじゃないか。
もう、すでに頭の中から、消えることはありませんよ。
そう、それでこそ、座談会副会長!