◆ Mr. Okazaki ◆ Mr. Hirose
さて、明治チョコレートカップ2日目ですが?
40位タイか。う~ん、頑張ってるね。よく辛抱したよ。先ずは予選通過が大事なんだ。
トゥディをアンダーで進んでいくことが大事です。
自信につながっていくからね。
落ち着いてプレーしているような気がしますが?
いやぁ、まだまだ不安要素を抱えているだろう。でも最終日は思い切って頑張ってほしいよ。
しかし、爆発的なスコアがほしいですね。そのあたりどうですか?
弱気な一面が見え隠れしている間は爆発しないだろう。
そうですか。
爆発する時は自分でも可笑しくなるくらいすべてがうまくいってしまう時なんだ。
そうでしょうね。日下部マジックはこの先どうでしょう。ありますか?
マジックね。どうかなぁ。
あれ? 弱気ですね。
彼女はね、なかなか自分に暗示を掛けられない性格のようだね。
暗示ですか。
例えば、5連続バーディーが続いたとするだろう。優勝する選手はここからなかなかスコアが落ちていかないんだよ。
まあ、当たり前と言えば、当たり前です。
連続バーディーの後に、「よし!次もバーディーだ!」と思うのか、「アンダーを守れるのか?」と思うのか。どちらかになるだろう。
日下部プロはどうなんですか?
どうも後者のような気がするなぁ。彼女自身が言っている弱い一面とはこれなんだよ。
弱い一面ですね。でも、これは今に始まったことではないような・・・。
確かにそうだね。でも、どんなプロでもそういう弱い一面はもっているんだよ。人間だからね。
では、どのように考えればいいのでしょうか?
バ~ンとやるしかないわけだよ。
結局、バ~ンですか?
「なるようになれ!」くらいに積極的にプレイしてほしいね。
しかし、これから予選落ちはもう出来ない状況な訳でしょう? 思い切りやるところには必ず大なり小なり躊躇がありますよ。
そこを乗り切ってこそ、優勝という文字が見えてくるんだろうが。
優勝ですか・・・。
彼女はね。なかなかポーカーフェイスが出来ないタイプだよ。どうも、これが気になるね。
ポーカーフェイスじゃないとダメですか?
ダメなんだ。ポーカーフェイスとは相手に対するプレッシャーだけでなく、自分に対してのプレッシャーを解き放つ要素があるんだよ。
なるほど。
彼女はショットがうまくいっていない時は、思いっきりイライラ感と不安と焦りの表情が窺えるよ。
よく見てますね。
ショットが良い時は、すごく足取りが軽い。
誰でもそうでしょう。
違うんだ。メンタル面を一定に保つためにも喜怒哀楽を決して人に悟られない自分自身の冷静な集中力を持って、フィーリングをクールダウンしておくことが必要なんだ。
でも、そう上手くいきますか? まあ、確かに社長のゴルフは、それが出来ていると思いますよ。しかし、プロは賞金が掛かっていますからね。喜怒哀楽の度合いはアマチュアとは違うんじゃないですか?
何を言ってるんだ。一緒だ。
そうですか。
弱い一面が出てばかりだろうが。そうじゃないんだ。「いまのところ、結果は不完全燃焼続いていますが、次の試合は必ずやります!ファンの皆さん待っててください!」的なコメントがほしいんだよ。自分に暗示を掛けないとダメだ。気力だ。気力。
おっと、今日はかなり気合いの入ったコメントになってますね。
ああ、最近ちょっとまたヒート気味だよ。
暗示を掛けても結果が良くなければ、恰好悪いだけですよ。
恰好なんてどうでもいいだろう。頑張った結果がダメでも、それは仕方のないこと。最善を尽くしているならそれでいいんだよ。
しかし、プロは結果ですからね。
そうだなぁ。それも確かに言える。
しかし、社長も「じっと我慢しろ」と言ったり、気合いの応援でヒート気味になったり、忙しい人ですね。
ああ、自分でも最近何が本当なのかちょっと分からなくなってるよ。
日下部プロのプレーに翻弄されてますね。
多少ね。
かなりでしょう。
調子が良くなって来ているとか、弱気な一面が出たとか、そんなことはもういいんだ。まだまだ、死に物狂いに何かを追っていない気がするぞ。勝つことに執念を燃やさないといけない。日下部プロはもっと変らないといけない。今季最大の目標は「優勝」だろう。もう、その一言でいいんだ。ファンは待っているんだ。
予選通過が大事と言ったと思えば、今度は優勝まっしぐらお節介コメントですか? 守りに入ってほしいのか、勝負に出てほしいのか、社長の気持ちも揺れ動いていますね。
ああ、風に靡いているブランコの様だよ。笑ってくれ。
全国の日下部ファンにも、社長のような方がいるでしょうね。
皆、揺れ動いているだろう。地団駄を踏み続けていることだろう。
そのうちビシッとやってくれますよ。
ああ、そうだなぁ。期待するよ。
明日の最終日も頑張って応援です。
バ~ンとやってほしいね。