◆ Mr. Okazaki ◆ Mr. Hirose
社長、日下部プロは諦めてはいないようですね。
当たり前だろうが。ここで諦めてどうするんだ!
新しいコーチも就いたようです。
そう書いてたなぁ。
オープンウィークはやはり合宿だったようです。
よくやったね。頑張っただろう。
しかし、新しいコーチが気になりますね。一体誰なのでしょうか? 情報がありません。
誰だろう? そのうち分かるだろう。でも、今は藁をも掴みたい気分だろうね。コーチに見てもらうということは良いことじゃないのか?
そうかもしれません。
千日の勧学より一日の学匠。日下部智子プロの今の状況ではコーチに見ていただくこと。それが最適最良だね。
そういうものですか。ゴルフも。
性格と一緒だろうね。自分の性格は客観視してもらわないと、見えていない本当の自分の姿がわからない。
確かにそれは言えます。
後は楽な気持ちで気合いを入れる。
わかりづらいですね。
真夜中のドアの鍵穴と同じだ。
また、わかりづらい例えですね。( 前にもそれは言ってたなぁ。)
真夜中にドアの鍵穴を捜すとまったく見えないだろう。
はぁ、確かにそういう経験があります。
でも、ちょっと視点を外すと鍵穴がクッキリ見えるだろう。
それと日下部プロの状況と何が同じなのですか?
集中しすぎても、わからなくなる時があるってことだよ。
う~ん、そうですか。
練習したことが出来たり出来なかったりしているところは、結局そのことなんだ。
そういうことですかねぇ。
ある局面を想定して練習しているはず。そして、その局面に直面すると、自信があるはずのショットが思うようにならない。
どういうことでしょうか?
不安だよ。不安との戦いだよ。
不安ですか。
もしかしたら、失敗するかもしれないという集中力が働くんだよ。負の作用が働くんだなぁ。
それが出来たり出来なかったり、となるわけですね。
そうだね。頑張らないといけない、という義務感と、この場面での失敗は許されないという極度のプレッシャーが一気に重なってしまう。
でも、それを乗り越えてこそ、プロスポーツ選手じゃありませんか?
もちろん、そうだよ。君の言うとおりだ。
CATの時の、福島プロをみたか?
見ました。
不安との戦い。重圧との戦い。あれに打ち勝ってこそ、その先には優勝が存在するわけだよ。
自分を信じるわけですね。
その通り。ここ一番のショットで一か八かの勝負に出る積極的なアバウトさと、そうしないと先には優勝が見えないという極限の判断。ここが勝負の分かれ目なんだよ。
しかし、日下部プロの場合は練習したことが出来たり、出来なかったりですよ。単なる練習不足はありませんか?
不足しているとは言い難いけど、その練習が自信に繋がっていないということも確かに言えるだろう。
だから、コーチに見ていただくわけですか?
そういうことだね。今の日下部プロはもっともっと褒められた方が良いよ。やってきたことが本当によかったのかが分からなくなっているかもしれないからね。
なるほど。コーチの褒め言葉ですね。
人から褒められれば、自信につながるだろう。
う~ん、社長、良いこと言いますね。そこがポイントかもしれませんね。
シード権を確保して、本来の自分でない自分を演じきってきた日下部プロだからね。ここで、違うコーチだけど、人の教えを乞う。素直な自分になれたということじゃないのかなぁ。
なるほど。そういうことですか。
社長が言うところの、気合いだけではどうにもならなかったわけですよ。
まあ、そうとも言える。
さらに、彼女は上を目指しているという証拠だね。安心したよ。
他のプログでは諦めモードの内容が多いようですが?
そういう気持ちになることも本当の気持ちだろう。しかし、諦めモードをなんとかひっくり返すための努力を怠っていないね。最高だよ。
精神一到ですね。
その通りだよ。まだまだ、チャンスはやってくるよ。楽しみにしておこう。
応援頑張りましょう。
その気になったのかい!