2010年8月30日月曜日

優勝ラインの点滅と消滅?

◆ Mr. Okazaki    Mr. Hirose


社長、ニトリレディスは鬼沢プロの初優勝で幕を閉じました。

あれだよ、あれ、見たか、あの優勝ラインが・・・

言われれば、見えたかもしれません。

優勝するときは必ずあのラインに乗るんだよ。

社長がいつも言ってるヤツですね。

そう、初優勝までに20年。素晴らしいプロだよ。諦めなかったね。

やはり藤田プロの伝授のあのスイング良かったのでしょうか。

その通りだよ。

ということは、日下部プロも誰か男子プロのスイングを伝授してもらわないといけませんね。

そういうことじゃないだろう。

鬼沢プロは40歳。日下部プロはまだまだいけますね。

当たり前だろう。

ゴルフは若さだけじゃないということですね。

経験だよ。経験。

勝っていないプロがまだまだたくさんいるじゃないですか。

鬼沢プロの優勝は、勝っていないプロに勇気を与えたよ。まだまだ、頑張ればやれるということだろう。

日下部プロも、その勇気をもらってほしいですね。

そうだなぁ。日下部プロより苦しんでいるプロはたくさんいるということだね。

ゴルフ5はどうなることでしょう。

日下部プロのこと?

そうですよ。

どうなるって、自分を信じて頑張るしかないだろう。

これまで頑張ってきましたから・・・

今週も期待しておこう。

ところで、社長。練習の程はどうでしょうか?

ああ、いい調整してるよ。

しかし、ツワモノぞろいの県高校卒業生対抗によくもエントリーしました。

何事も挑戦だろう。チャレンジ精神のない者は進歩がないんだ。

今年の参加者も去年と同じ、シングルさんばかりと聞いていますよ。よくも出場を決意しましたね。

日下部プロも頑張っているからね。わたしもプロのスコアボードばかり見て偉そうなことは言えないだろうが。プレイしないとダメなんだよ。

ところで、戦略は立ててますか?

あたりまえだろう。本番までに2回予行演習に行って来るからね。

準備万端ですね。さすがです。

話は変りますが、昨日の男子プロも面白かったですね。

う~ん、久々に白熱する試合だったね。

上井プロの1番ティーを見ましたか?

見たよ。自分を見ているようだったね。

そうそう、それが言いたかったのです。

立山プロの最終ホールも残念でした。

君はいい所を指摘するね。

どうしてですか?

上井プロも立山プロも勝てば初優勝。上井プロはあの痛恨のOBで優勝ラインが消えた。

立山プロは?

完全に優勝ライン乗っていたはずが、最終ホール、サードショットのミスで、あの最後のパットを決められなかった。

で、それがどうしたのですか?

日下部プロにちょっと似ているところがあるだろう。

そうですか。

ゴルフの云々じゃなくて、優勝ラインの点滅と消滅。

う~ん、そうですか? 今季日下部プロは優勝ラインにはまだしっかり乗っかってませんよ。

まあ、そうだけど。谷原プロの最終ホールを考えると、ゴルフは最後の最後まで集中してプレーすることが大切だとわかったよ。

立山プロのことですね。

そうだよ。結局、1打差だろう。そこなんだよなぁ。

18ホールの中で、優勝ラインが途切れる瞬間。

だから、日下部プロはどうなんですか?

初日、2日目にそれがしっかり出てしまう。

そうですか。

優勝ラインに乗った選手は傍から見てても、憎らしいほどなぜが強い。強さが漲っている。

それは確かにそうです。崩れそうで崩れないゴルフですね。社長のような・・・

なんだ、いつも俺を憎んでいるのか。

( 憎むほど、強ければいいけど、レベルが・・・ )

日下部プロも試合中にひょいと違うラインに乗らないと、憎らしいほどの強さが出てこないぞ。

そういうものですかねぇ。

そういうものだ。

今の日下部プロがラインに乗ったとしたら、一気に駆け上がりますか?

いや、プレーオフが必ず待ち構えているはずだよ。

そうですか。そう予想しているんですね。

鬼沢プロはプレーオフで勝ったところに意味があるんだ。

あの優勝を逃したら、もしかしたらもう優勝はないかもしれないと思っただろう。あの気迫が相手のプレーを揺さぶったんだろうね。

そうですか。

優勝なんてそう簡単にさせてくれないということだろう。鬼沢プロは最後にプレーオフという試練をあたえてもらったんだよ。それに勝ったということは、まだまだどんどん凄いプレーヤーを続けるということだろう。

特に他の40歳の女子プロゴルファーは感化されることでしょう。

自信を持つだろうね。

今の日下部プロの位置としては、若い技術のあるプロと、経験のあるベテランのプロと、同世代の韓国人プレーヤーの三方からの狭間にすっぽり入ってしまった感があるね。

相当頑張らないといけないわけですね。

どこで、上手く軌道修正していくのか、ファンとしてはちょっと読めないけど、いつか必ず大歓声が上る日が来るよ。

それでは、今週も張り切って応援しましょう。

頑張れ日下部プロ、自分に負けるなよ!