2010年5月17日月曜日

寺子屋になった座談会?

 Mr. Takawaki    ◆ Mr. Okazaki     Mr. Hirose



社長、今日からよろしくお願いします。お邪魔いたします。

いやぁ、こちらこそよろしく。

私のような女子プロの知識のない者が登場してもよいのでしょうか?

何を言ってるんだ。当たり前だろう。君はね、既に当会のNO.3 だからな、よろしく頼むよ。

まだまだ、勉強不足のところが多々あるかとは思いますが、これからしっかりやってまいります。

いいね、この体育会系の雰囲気。さすがはスポーツマンだよ。どこかの誰かとは全然違うなぁ。

今日はいきなり質問してもよろしいでしょうか?

良いに決まってるだろう。どうぞ。

土曜日にフンドーキンレディースを見に行って、感動しました!
 
なるほど、初心者は皆そうなんだ。それで?
 
社長が一押しの日下部プロを拝見させていただきましたが、私もファンになって構わないでしょうか?
 
そんなこと、言わずもがなだろう。で、質問とは?
 
彼女はどうしてなのか、魅力がありますね。
 
初めて見て、それに気がつくとはなかなかの洞察力の持ち主だなぁ。
 
なぜか惹かれました。
 
そうだろう。惹かれたのか。どうだ、そこには理由がないだろう。
 
ありません。
 
それでいいんだ。24金のファンだよ。既に。副会長の座ももうそこまで来ているよ。
 
有難うございます。
 
でも、本当はいろいろな選手を見たかっただろう。
 
はい、正直言って会場に到着するまではそれがありました。しかし、ドライビングレンジの彼女を見た瞬間に今日は一日帯同しようと決めました。
 
さすがだ。気持ちがいいねぇ。
 
今度はいつ観戦に行くのですか?
 
軽井沢だよ。
 
御伴します。
 
そうか。頼むよ。君は軽井沢に行ったことがあるのか?
 
はい、あります。学生時代に。
 
そうか。軽井沢で日下部智子プロのツアー優勝の生き証人になろうではないか。
 
御伴いたします。
 
ちょっと、そこのお二人さん。時代劇やってるんじゃないんですから。御伴、御伴って、桃太郎じゃないんですからね。
 
何だ、居たのか?
 
ええ、座談会ですからね。しかし、優勝の生き証人ですか? まだまだ、優勝は出来ないような気がしますよ。それはおとといの彼女のラウンドを見て、社長が一番分かっていることでしょう。
 
まあそうだけどね、前向きになりたいだろう。前向きに。
 
ただ、日下部プロはもっと淡々とラウンドするのかと思ってましたけど、かなり真剣モードでやってましたから、次に繋がっていくことは間違いないとは思います。
 
何だ、しっかり見てたんだなぁ。君に言われなくてもわかってるよ。
 
社長、真剣に何度も頷いていたところがありましたね。あれ、何番でしたか?
 
よく見てるなぁ。あれは6番だよ。
 
バーディーパットのところですね。
 
あの時彼女が「入れ!」と叫んだだろう。
 
結構大きな声でした。
 
あの気合いの入った「入れ!」を聞いて、今季は結果出てないけど大丈夫だと確信したよ。
 
私はびっくりしましたよ。日下部プロも言葉を発するんですね。
 
4番ではチップイン、5番ではかなり長いロングパットを決めてたから、相当に気合いが入ったんだろうね。
 
よかったですよ。プロらしいところをしっかり見ることができました。
 
しかし、同期のさくらプロが優勝か。智子プロも頑張らないとね。
 
金井プロですか?
 
日下部プロだよ。決まってるだろう。
 
<10番ではダブル智子だって、うるさかったくせに・・・>
 
さあ、今週は愛知県豊田市だから頑張ってもらいたいよ。
 
どういうことですか?
 
彼女の車はトヨタ車だろう。
 
そうでした。ということは、社長も真剣ですね。元トヨタの営業スタッフ。
 
伊藤園の会長も元ディーラーの営業スタッフでしたよね。
 
よく知ってるね。そうなんだ。
 
ということは、この先、もしかして・・・。
 
そう、お茶も販売しないといけないかも・・・。
 
そうですか。そのような立派なお方になるわけですか・・・。
 
今度の会場は矢作川の上流近くだろう。あの川は綺麗だよ。
 
知ってるんですか?
 
何を言ってるんだ。私はね、愛知県には詳しいんだ。
 
まあ、それは知ってますけど。この川を知ってる九州男児は少ないでしょう。
 
そんなに居ないだろうね。
 
昔ね、知立で大あんまきを買って、矢作川の土手でそれを食べながら、青春時代の夢を語ったなぁ。
 
わざわざやはぎ川まで行って・・・。凄い青春時代ですね。あんまきを食べる青春時代。
 
まさか、この歳になって、女子プロゴルファーを応援するとは夢にも思っていなかったよ。
 
そうでしょうね。
 
今週見に行きたいんだけどね。愛知県なだけに。
 
仕事あっての女子プロ応援。
 
当たり前だけど、そうなんだ。仕事あっての応援だからね。
 
東海クラッシックに行けばいいでしょう。
 
そうだなぁ。行っても良いのか、細井平洲先生に聞いてみよう。
 
誰ですか、その先生は? 
 
知多半島に住んでいる人はみんな知ってるよ。
 
常滑焼の師匠ですか?
 
女子プロの応援をやってるなら、歴史や地理をもっと勉強しろ。だらしがないぞ。
 
??? 
 
???
 
大分県出身の広瀬淡窓も偉人だが、平洲先生も偉いお方だぞ。
 
よく知ってますね。
 
何をするにも先ずは勇気が必要だという、この先生のお言葉がある。正に、今の日下部プロにピッタリの言葉だ。
 
いろんなことに挑戦していますからね。
 
だから、今はどんどん勇気を持って挑戦すればいいんだよ。失敗なんか気にするな。
 
なるほど、いい言葉ですね。しかし、金言を持ち出して話すようになったら、そろそろオジサンの仲間入りということですか。
 
そうかもしれない。
 
広瀬淡窓は儒学者ですよ。
 
平洲先生も同じ儒学者だ。
 
へぇ、そんなことまでよく知ってますね。
 
儒学と言えば、仁義礼智信。
 
何のことでしょう。
 
この漢字を良く見てほしい。この中に「智」があるだろう。
 
はい、あります。
 
この「智」という意味は一生懸命勉強するという意味だ。
 
へぇ、そうなんですね。
 
それだけに日下部プロもたくさん勉強してほしい。
 
何か説教じみてますね。でも、私達も勉強になりました。
 
そうか、そうだろう。これからこの座談会も勉強しながら進まないといけないなぁ。
 
でも、何かこれだけの人数だと寺子屋のような気がしますが・・・。知的な座談会になりそうですね。
 
知的じゃないよ。的と言ってほしいね。
 
そろそろ帰ります。
 
ご苦労様。
 
お疲れ様でした。