2010年3月10日水曜日

優勝の弁は考えているのか?

 Mr. Hirose   ◆ Mr. Okazaki


社長、ペアリングが出ました。

いやぁ、これは面白いね。

ジャンクのお友達、佐伯プロか。ジャンクの時の話をするのかなぁ。

そちらに行きましたか?そうじゃなくて。

えっ、どっちのこと?

藤本麻子プロですよ。

ああ、前評判のある新人プロのこと。彼女は上手いよ。それに冷静だからね。ショットも切れてるし、なかなか侮れない新人だよ。

先週は、見事予選を突破しましたけど。

それもなかなかできることじゃないぞ。

確かに凄いことですね。

藤本プロの場合は、もう既に優勝とか海外に眼を向けてやってるからね。それくらい、自信をもってやっているということだよ。

日下部プロもうかうかとしてはいられませんね。

ここで負けるわけにはいかないぞ。経験のあるところをしっかり見せてあげないとね。

タイプがまったく違うような気がしますが?

両者は実に対照的なプレイヤーだからね。これも見ものだよ。

スコアで負けるようなことがあってはいけませんね。

当然だ。まあ、途中で、優勝経験のある佐伯プロがガツンとやってくれるだろう。

それはあるかもしれません。

まあ、とにかく、初日のジェットスタートもいいけど、無意識のままの急降下だけは避けないといけない。

「予選落ち」、なんとも後味の悪い言葉です。

万が一、今回も予選落ちになるようなことがあったら、「ドンマイ」のような優しい言葉はないぞ。しっかり、頼んだぞ。

きつい、お言葉です。それにしても、いつも偉そうに言ってますね。

全力で応援するのだから、それくらいは言っておかないとね。

先週の悪いイメージは払拭されているでしょうか?

正直言って、先週は、2006年のスタジオアリスと、2008年のCATを思い出したよ。

同じようなことがあったわけですか。

ロケットスタートには、魔物が憑いているかもしれないなぁ。

どうして、あのような感じになってしまうのですか?

いいかい、上位になったところで、どう考えるかが問題なんだなぁ。

と言いますと?

その地点で、「優勝したい」と考えるのか、「もしかしたら、優勝するかもしれない」と思うのか、「優勝は難しいけど、何とか上位に食らい付いておこう」と思うのかで、まったく2日目のプレーが変わって来るんだ。

分かったようなことを平気でいいますね。

このうちの2番目の「~するかもしれない」。これがいけないんだよ。プレッシャーになって、凡ミスを誘発するわけだ。

日下部プロは、「もしかしたら、開幕戦から優勝できるかもしれない」と思ったわけですね。

もう少し、はっきり言うと、「優勝したらどうしよう」だよ。優勝への強い意志が表れてないんだよ。

本人は別にそういうことは言ってませんが?

私にはわかるんだよ。彼女の優勝へのドキドキ感がね。

そういうことですか。

そうだと思うよ。

何だったらいいのでしょう。

「必ず、優勝してみせる。ファンの皆さん、最高のプレーをお見せします!」 これだよ。

ほ、ほう。断言してしまうわけですか。

日下部プロの場合、初日上位に入ったら、開き直りの勝負に出ないとダメだ。守りに入れば、余計なことを考え出すからね。

社長だったら、どんな気持ちになりますか?

私だったら? そりゃぁ、初日に5位だったら、優勝の弁を考えちゃうよ。たぶん、優勝の夢を見るよ。

え~、本当ですか?

まあ、コンペごときの話で申し訳ないんだけど、私が優勝する時は必ずプレーの途中で、優勝する自分が見えて来るんだよ。これがわかるかなぁ。

なるほど。なんとなく言ってることはわかります。

もし、今回、初日でロケット発進をした場合は、必ず断言していただきたい。

「優勝します!」ですね。ちょっと重くなりそうですが?

いいんだよ、結果はどうでもいいんだ。前向きなプレッシャーを自分に掛けて、優勝へ向けて邁進することが大切なんだ。

力強いお言葉です。

もう、充分苦労したじゃないか、やることは一生懸命やってきたんだから、あとは「初優勝」に向けて、思いっきりプレイすればいいんだ。

スケールを大きく持って頑張ると言うことですね。

そういうことだね。今週は、是非とも、あっと驚かせていただきたいよ。

きっと、やってくれますよ。

頑張れ日下部プロ!竜馬も応援してるぞ!