2009年7月21日火曜日

シンドローム 3

◆ K.H.     N.S.


患者さん、お話しください!

やっぱり病気ですか。

はい、立派なTKシンドロームです。で、どのような症状ですか。

女子プロの試合を見ると、日下部智子プロの名前を探してしまうんですよ。この前、本屋さんでゴルフ雑誌を手に取るやいなや、日下部プロを探してしまいました。

おめでとうございます。既におおいた智の会のメンバーです。

やっぱり、そうですか。
最初はまったく興味がなかったんですけどね、社長が毎日同じことを言うから、とうとう頭に残ってしまってね。気になるようになってしまいましたよ。

社長は、TK宣教師ですよ。

そうなんですね。日下部プロにしてみれば、有難いことじゃないですか。

そうですよ、彼女に、この社長の努力を知らせてあげたいくらいです。

でもね、私は思うんですよ。

何を?

社長の経営してる会社の業界は今、結構厳しい状況でしょう。仕事と趣味をしっかり区別して、真摯に応援してる。こういうファンがいますか?素晴らしい!

大概、こういうタイプの社長はゴルフ馬鹿が多いんですけどね、そういうわけでもないし、なにかうらやましい限りです。

社長は多趣味だけど、今はTKに嵌ってるかなぁ。

そうでもないですよ、時間を見てはナマズ釣りに出かけてるし、山道散策、ガーデニングといろんなことをやってるみたいですよ。
多芸は無芸。多趣味は無趣味。

厳しい!社長が知ったら大変ですよ。

いや、これくらい言わないとダメなの。
で、社長はいつごろから彼女のファンになったのか知ってますか?

彼女の?

そうです。NSさんにも取り敢えず聞いておこうかと思いまして?

ずいぶん昔からだと思いますよ。社長はああ見えても飽き性ですからね。本当に気に入らないと続けてやらない性分ですから、やっぱり相当力入れてると思いますよ。

そうですか。

仕事だってそうじゃないですか。思った以上に情熱的でしょう!

まあ、確かにそう見えますね。