◆ K.H. ◆ Mr.Okazaki
社長、ちょっと気になったんですけど。
なに?
日下部プロの弱点はどこなのでしょうか?
ルックスは満点だから、何が何でものメンタルの「気合」しかないだろう。
そうじゃなくて、ラウンド統計的にですよ。
えっ、ああ、そういうこと、ええ、コーナーサイドにも記載させてもらったけど、あの統計から言えば、先ずは小技だね。
と、言いますと?
リカバリー率があまりよくないだろう。
リカバリー率って、なんですか?
パーオンしないホールで、パーかそれより良いスコアになる率のこと。
ということは、日下部プロについて分析しますと、
小技がイマイチってことかなぁ。
ライフカードの時のことをいうと、バンカーショットは最高に巧かったよ。でもね、20~30ヤードのラフやフェアウェイからのアプローチがしっくりこなかったかなぁ。
ああ、やはり小技ですか。
それからね、パット数も気になるよ。
1.8678。 つまり、1ホール平均、1.8678回ストロークしているわけ。
ええ、凄いことじゃないですか。私たちには考えられない数字です。
社長!偉そうに言ってる割にはどれくらいなんですか?
ええ~、聞くのか? それは秘密です。
桂小金冶じゃあるまいし、仕方ないですね。どうせ、社長のパット数は2を超えますね。
・・・・・。
でも、よく考えてください。社長。1ホールで1.8678回しか打ってないんですよ。凄いことですね。
ああ、すごいよ。
彼女のことですから、小技の練習をミッチリとやってるでしょうね。
この小技は、練習だけではどうにもならない、天性の感覚というものがあるからなぁ。相当練習しないと、これを引き出せないよ。
また、偉そうに、プロに向かって何言ってるんですか。大体、平均ストロークで10打も違うんですよ。もう少し、控えめに発言してください。
それは、失礼。
大体、社長に言われなくても、彼女は相当に研究してますよ。プロですから。
まあ、その通りだろうね。なんだ、辛口コメンテーターが日下部擁護に入ったのか?よく見てる、厳しいファンがいることも彼女に教えないとダメだぞ。
なるほど。
彼女がアプローチに自信がないってことは、よく知ってるんだよ、この私は。これは秘密だけどね。
また、わけの分からないことを言って・・・・・。
ライフカードの2日目。上田桃子はパター練習場でサンドを持って4,5mのアプローチをギャラリーの目の前で難しいライから何十発も打ってたよ。サービス満点だったね。歓声があがってたね。
で、その時、日下部プロは。
真ん中付近で、パターの練習ばかり。アプローチに自信がなかったのかなぁ。でも、ファンサービスしないとダメだぞ。
パター練習場だったから、しなかっただけですよ。
いや、まだまだ、プロ意識が足りないよ。九州各地から時間をかけて、日下部プロを見に来てるファンのためにもサービスショットをしないといけないなぁ。
で、話をもとに戻して、統計的にどうなんでしょう?
アプローチの技術をあげて、確実にリカバリー率を上げること。そうすれば、必然的に平均パット数も減るわけだなぁ。
後半戦を数字でも乗り切ってもらいたいものですね。
そうだね、数字は確実に残っちゃうからね。